デング熱の初期症状や潜伏期間は?感染拡大するのか独自考察!
(画像引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140901-00000092-mai-soci)
デング熱の感染者が増えてきている
というニュースを見て、
この記事を書き始めたしめじです。
こんばんは!
デング熱の感染者が新たに19名確認され、
合計22人になったようですね。
↓↓↓
駆除作業が進んでいるとはいえ、
代々木公園の近くに住んでいる方は
気になって仕方がないのでは
ないでしょうか?
初期症状や潜伏期間が
気になるところ・・・。
そこで今回は、デング熱の
初期症状や潜伏期間について、
医療職目線で分かりやすく
お伝えしたいと思います!
実は私、医療職でして、
こういう分野が一番詳しいんですよね。
感染がこれ以上拡大するのかについても、
医療職目線で詳しく考察しちゃいます♪
それでは、いってみましょう!
デング熱の初期症状は?
まず、最初に理解しておいて欲しいことは、
デングウイルスに感染しても
80%程度は無症状、
もしくは軽い症状であることです!
この場合、軽い症状が出たとしても、
風邪のような症状が出る程度。
つまり、感染しても
実際にデング熱の症状が出るのは
5分の1の確率ということになりますね。
ただ、感染した人のうち5%程度は
重症化する恐れがあり、場合によっては
命を脅かす危険まであります。
重症化を避けるためには、
やはり初期症状が出た段階で
専門医に診てもらうのが大切ですね。
デング熱の初期症状については、
医者がデング熱を疑う症状を
理解しておくことが大切です!
具体的には以下の通り。
- 腹痛
- 繰り返す吐き気や嘔吐
- アレルギーのようなぶつぶつ(発疹)
- 全身の痛み
- 倦怠感
お医者さんは、これらの症状が
出ていることを確認した上で、
血液検査や試験を行って診断をしています。
これらの症状が出て、
かつ心当たりがある場合は
即病院へ行きましょう!
また、デング熱は日本で
発生するのが珍しい病気のため、
お医者さんが診断方法を
知らない可能性があります。
そのため、自分でデング熱を疑っている場合は、
必ずお医者さんに
「デング熱ではないか気になる」
と伝えるようにしておきましょう。
こうすることで、お医者さんもデング熱を
意識するようになりますので、
誤診を招く確率を多少なりとも
減らせるかと思います。
ちなみに、デング熱を発症した場合、
症状としては
- 突然の発熱
- 頭痛(特に目の奥の痛み)
- 関節や筋肉の痛み
- 皮膚のぶつぶつ(発疹)
が特徴的な症状になります。
(画像引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/デング熱)
既にこういった症状が出ている場合、
仮にデング熱でないとしても
他の病気を発症している可能性が高いです。
そのため、これらの症状が出た場合は
必ずすぐに病院へ行くようにして下さいね。
また、子供がデング熱に感染した場合は、
風邪や嘔吐・下痢などの症状が主です。
大人よりも症状が軽いことが多い一方で、
重症化しやすいので注意が必要です。
デング熱の潜伏期間は?
デング熱は、既に
テレビなどで言われている通り、
主にやぶ蚊が感染の原因となります。
(画像引用元:http://news.yahoo.co.jp/pickup/6129749)
やぶ蚊の中では、
ネッタイシマカやヒトスジシマカが
特に感染原因となりやすいですね。
ネッタイシマカは国内に
生息していないとされているため、
日本で注意すべきはヒトスジシマカ!
この蚊が既にウイルスを持っていると、
刺されることで、デング熱の原因となる
デングウイルスを感染するというわけです。
では、ウイルスを持った蚊に刺された場合、
どのくらいで症状が出るのでしょうか?
潜伏期間は、一般的に
3~14日と言われています。
ただ、実際に発症した人の多くは
4~7日で発症していますので、
4~7日が一般的と考えて良いでしょう。
今後感染は拡大するのか?終息はいつ?
(画像引用元:http://mainichi.jp/select/news/20140829k0000m040094000c.html)
今回は、代々木公園で蚊に刺されて
感染した人が現在22人。
増えていることに不安を感じる人も
多いかと思います。
そこでここでは、
今後感染が拡大するのかについて、
医療職目線で徹底的に
考察していきたいと思います!
まず、感染者がいつ頃
入国したのかについて考えてみましょう。
感染源となるヒトスジシマカですが、
この蚊がウイルスに感染してから
人に移すようになるまでには、
体内でウイルスが広がる時間の関係上、
8日~10日程度かかります。
そして、それが人に移ったとして
潜伏期間は4~7日。
最初に発症が確認されたのは
8月27日ですから、
逆算すると8月10日~8月15日の間に
最初の感染者が入国し、
そこから蚊に感染したものと思われます。
そして、その感染した蚊は
まず間違いなく1匹ではありません。
入国した感染者を複数匹が
刺した可能性もありますし、
代々木公園で感染した人を
さらに代々木公園の別の蚊が刺して、
感染した蚊が増えている可能性もあります。
そこで国は、このヒトスジシマカという
蚊の活動範囲が50~100mと小さいことを
考慮し、代々木公園の蚊の駆除を
行ったのだと思われます。
しかし、医学的な観点から見ると、
この方法では不完全と言えるでしょう。
まず、確認されている感染者は
22人ですが、発症率は20%程度ですから
実際は推定で100人以上の感染者が
存在することになります。
その感染者全てを把握することは
不可能に近いでしょうが・・・。
そして、その100人以上の感染者は、
当然ですが既に別の場所で別の蚊に
刺されている可能性が非常に高いです。
するとその蚊は感染しますから、
代々木公園以外の場所でも
人への感染が起こることになりますよね。
つまり、もはや代々木公園だけの
蚊を駆除しても、どうにもならないんです!
おそらく、この調子で広がり続ける
可能性が極めて高いと言えますね。
じゃあもう日本は終わりなの!?
と思ったあなた、ご安心ください。
蚊って冬になると
見かけなくなるじゃないですか?
ヒトスジシマカも蚊ですから、
冬になると居なくなりますので
刺される心配が無くなります。
つまり、10~11月になって、
蚊を見かけなくなる頃には
徐々に終息すると考えられますね!
結論をまとめると、
- 感染者は推定で既に100人以上
- 今後も感染は拡大する可能性大
- 冬になれば蚊が居なくなって終息する
ということですね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
デング熱の感染拡大は
今後もすぐに終息するとは考えにくいため、
引き続き注意しておきましょう!
とにかく刺されないようにするため、
長袖長ズボンを着る、
虫避けクリームを塗るなどの
対策を徹底しておくと良いですね。
また、代々木公園だけでなく、
感染者が移動した先は
感染源になる可能性があります。
そのため、代々木公園から
離れているからといって、
油断しないようにしておきましょう!
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