足首やくるぶしの痛みについて!外側や内側が腫れて痛い理由は?
大した運動もしていないのに、
普通に歩いているだけで
急に足首やくるぶしに痛みが出た!
そんな経験をした方は、
意外と多いのではないでしょうか?
これといって思い当たる原因がないのに
急に痛みを感じると、
不安になってしまいますよね。
そこで今回は、
足首やくるぶしの痛みについて
詳しく調べてみました。
足首やくるぶしの外側と内側、
それぞれの痛みの理由と対処法も
分かりやすくまとめてみましたよ~!
足首・くるぶしの痛みのよくある原因は?
では、まずは足首・くるぶしの痛みの
よくある原因をご紹介しますね。
■捻挫(ねんざ)
捻挫はスポーツをしている時に
よく起こりがちですが、
普通に歩いていても起こります。
段差でつまずくなど、
不自然に圧力がかかることによって
靭帯などが傷付いてしまうことが原因です。
捻挫の場合は押すと痛みがあり、
腫れがある場合がほとんどなので
分かりやすいですね。
■骨折
名前の通り骨が折れてしまうことです。
一度に大きな力が加わることが原因ですが、
同じ場所に繰り返し力が加わることが
原因で起こる疲労骨折もあります。
■偏平足・ハイアーチ
偏平足は足の裏に「土踏まず」がないため
歩く時の衝撃を
足の裏全体に受けてしまいます。
逆に「ハイアーチ」と呼ばれる
極度に足が変形している人も
衝撃が集中しやすくなります。
そのため、足首周辺に
痛みが出やすくなっています。
■アキレス腱炎
急に全力で走ったり、強く踏ん張ると
アキレス腱周辺の足首に痛みが出ます。
アキレス腱を包んでいる膜や
周辺の組織が炎症を起こしていることが
痛みの原因です。
外側の痛みの理由と対処法は?
では次に、外側にだけ痛みがある場合の
理由と対処法をまとめてみますね!
足首の外側には、
- 前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)
- 踵腓靭帯(しょうひじんたい)
- 後距腓靭帯(こうきょひじんたい)
と言われる3本の靭帯があります。
そのため、外側だけに痛みがある場合は
この靭帯を損傷している可能性が高いです。
いわゆる「捻挫」の状態ですね。
対処法は損傷の程度にもよりますが、
基本的には痛みのある場所を冷やして
安静にしておくのが一番!
2~3日は捻挫治療の4原則「RICE」を
実施しておくと安心ですよ~!
■REST(安静)
テーピングなどで固定して、
衝撃を与えないようにしましょう。
■ICE(冷やす)
痛みのある場所を
氷などで15~20分冷やして
2~3時間休ませます。
これを何度も繰り返しましょう。
■COMPRESSION(圧迫)
腫れを防ぐために、
包帯などで軽く圧迫しておきましょう。
■EVEVATION(拳上)
腫れや内出血を防ぐために、
患部を心臓より高い位置に
挙げておきましょう。
(引用URL:http://kknavi.lion.co.jp/symptom/sprain/cure/image/cure_il01.gif)
捻挫してから数日が経って
腫れや痛みが落ち着いたら、
今度は患部を温めて下さいね。
そうすると、血液の循環が良くなって
痛みや腫れが早く引いてくれますよ~!
内側の痛みの理由と対処法は?
外側の痛みの原因を理解したところで、
次は内側にだけ痛みがある場合です。
内側にだけ痛みがある場合は、
足の腱鞘炎である可能性が高いです。
腱鞘炎と聞くと、
手首などを酷使した時に起こる
イメージですよね。
ただ、足の場合は使いすぎというよりは、
靴などによる圧迫が原因のことが多いです。
腱は足や手を動かす働きをしており、
腱自体も身体の中で動きます。
そのため、過度な負担がかかると
摩擦部分に痛みが出てきます。
小さめの靴を履いたり、
靴紐を締め過ぎてしまうことで
腱鞘炎になってしまうんですね。
特に足首の内側の内くるぶしには、
後脛骨筋腱(こうけいこつきんけん)という
摩擦を起こしやすい腱があります。
そのため、気をつけなければ
いけませんね。
対処法としては、
やはり負担をかけないことが一番!
自分の足に合った靴を選び、
靴紐を締めすぎないようにしましょう。
高いヒールの靴なども
避けた方が良いと思います。
また、外反母趾の方や中高年の女性は、
踵が外側にずれてしまうことが多く、
内側に体重が集中します。
すると、負担が
内くるぶしに集中してしまい。
痛みが出てしまいます。
そのため、テーピングなどで
足裏のバランスを整えたり、
場合によっては治療も必要です。
内くるぶしの痛みの原因と
対処法については、こちらの動画で
詳しく説明してくれています。
↓↓↓
私自身も足裏のバランスが悪く、
いつも靴の踵が
片方だけすり減ってしまうんです。
あまり気にしていなかったんですが、
これを機に足裏のバランスを整える
治療を受けてみたいな~と思います!
まとめ
足首やくるぶしに痛みを感じると、
「どこかにぶつけたのかな?」とか
「ひねったかな?」と思ってしまいがちです。
しかし、足首やくるぶしの痛みには
様々な原因があるんですね。
靴紐の締めすぎで
腱鞘炎になってしまうとは
知りませんでした。
運動する時は靴が脱げないように
ついつい靴紐を
きつく結びたくなりますよね~。
ただ、今回紹介した原因の他にも、
病気である可能性も捨てきれません。
また、軽い捻挫だと思っていても
実は骨折していた!
なんてこともあります。
安静にしていても痛みが引かない
という場合には、
きちんと病院で診察を受けて下さいね。
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