人間失格の読書感想文の書き方まとめ!あらすじを簡単に独自解説!
(画像引用元:http://img01.eshizuoka.jp/usr/english15/%E5%AE%BF%E9%A1%8C%E3%81%8C.JPG)
夏休みはパーッと遊びたい!
海・プール・カラオケ・夏祭りと
楽しいことが目白押し♪
けれど、どんなに遊びが楽しくても
ずーっと頭の中に付きまとってくるもの。
それは・・・宿題です!
問題集などは意外とすぐに終わるけど、
最後まで残ってしまいがちなものは
何でしょうか?
ズバリ!読書感想文ではないですか?
だって、本も読まなきゃいけないし
原稿も書かなきゃいけない!
あ~超面倒くさい!
簡単に書けないのかな?
と思う方も多いですよね?
そこで今回は、
読書感想文の書き方をご紹介☆
その中でも、読書感想文の
指定図書になりやすい
太宰治の「人間失格」に焦点をあてて
お話ししてまいります☆★
(画像引用元:http://www.reporters.jp/reporters-pics/10005112.jpg)
私もね、何十年も前に
人間失格についての
感想文を書いた1人です。
何十年も前に・・・って言うところには
あまり触れないで欲しいのですがね(笑)
それでは、早速行ってみましょう!
人間失格の簡単なあらすじと解説
では、早速人間失格の簡単なあらすじを
ご紹介していきます!
(画像引用元:http://geneido3.ocnk.net/data/geneido3/product/10ebee2488.jpg)
生田斗真さんは映画で主人公役を☆
やけにかっこいい!
「恥の多い生涯をおくってきました」
これは、人間失格の冒頭に出てくる
超有名な1文です。
この1文が、太宰治の
正直な気持ちだと思います。
人間失格という本の全てを
表していると言っても良いですね~。
主人公は、裕福な家に生まれたため、
何不自由ない生活を送っていました。
ですので、”空腹”というものを
味わったことがありませんでした。しかし、世の中のおおくの人間は
”空腹”を感じたことがあり、
空腹を満たすために食事をして、
食事をするために労働している
ことを知ります。”空腹”とは恐怖なのでは?
いや、その先に本当の恐怖があるのでは?
人が生きていくうえで
本当の恐怖とはなんのか?
こんなことを考えているうちに、
”人間”に対して恐怖を
感じるようになってしまい、
人とうまく会話することが
出来なくなってしまいました。(出典:http://雑学.biz/本/人間失格 あらすじ/)
何で空腹が恐怖なの!?
と疑問に思った方も多いでしょう。
ついつい空腹に注目したくなりますが、
主人公にとって、身近に感じられた
自分と他人との違いが
「空腹」だっただけなのです。
空腹を知らないからこそ、
どんなものなのか想像して恐くなる。
ん~、ちょっと哲学的すぎて
難しいですね~。
イメージ的には、初めての事に
なんとなく恐怖心を感じる感覚でしょうか?
他の人から見れば
まるで怖くないような事でも、
自分から見れば怖いってことは
割とよくある話ですね♪
そんな主人公は、そんな恐怖から
逃れるには、”自分が道化になればいい”
と考えます。心の底では、孤独を求めていつつも
道化としてふるまう幼少時代を送ります。中学に入り体操の時間、鉄棒で
主人公はワザと失敗をします。しかし、その芝居を「竹一」という
同級生に見抜かれ、自分の道化が
見透かされたことに、恐怖を感じます。そして、高校に入るために
東京に上京しましたが、画を描く事に
興味を持っていた主人公は、学校に
あまり行かず、洋画家の画塾に通います。そこで「堀木」という男に出会います。
この男は、酒、たばこ、女遊び
左翼運動など、決して良い事では
ないことを多く主人公に教えます。しかし主人公は、”普通の生活”と
いうものに恐怖を抱いていたため
自分が持つ恐怖から逃れるため
むしろ”普通でない生活”の方が心地よく、
どっぷりとはまって行きます。(出典:http://雑学.biz/本/人間失格 あらすじ/)
ここ!主人公は普通の人と
真逆の感覚を持っているのです。
でもね、これを裏返して考えれば
主人公は恵まれていたからこそ
こんな考え方が出来るのです。
幸せすぎる環境にいたからこそ
正反対の世界が見たくなってしまった。
つまり「ない物ねだり」なのです。
しかし、この出会った堀木という男、
よりによって何故出会ってしまったのかww
出会ったばっかりに、
主人公の人生は
大きく舵を切ることになります。
そんな中、主人公は「ツネ子」
という女性に出会います。実は彼女は、大きな影を背負って
生きている2つ年上の女性でした。主人公は、世の中への恐怖、金、女
学業に疲れ、そんなツネ子と
鎌倉の海へ飛び込んでしまいます。ですが、自分だけが
生き残ってしまいます。その後主人公は罪に
問われてしまうのですが、
結果として、父の友人の男のおかげで
罪は何とか免れます。ただ、この事件がきっかけで、
通っていた学校を辞めさせられて
しまいます。(出典:http://雑学.biz/本/人間失格 あらすじ/)
ここまでだけでも、
相当波乱万丈な人生送ってますね~。
ちなみに、
自分だけ生き残ってしまったのは
なぜだと思いますか?
普通のことに対する恐怖が大きい
主人公は、普通じゃないことを
望んでいたはずなのに・・・。
このことから、実はまだ主人公が
まともな精神状態であったことが伺えます。
その後、いろいろな女性の家を
転々としていく中で、
「ヨシ子」という女性と出会い、
結婚をします。ヨシ子のおかげもあり、酒をやめ真面目に
仕事にも取組み、やっと幸せを掴み始めたと
思ったころ、ヨシ子が出入りの商人に
襲われる所を見てしまいました。主人公はそれを助ける事なく
逃げてしまいます。そして、あまりのショックに睡眠薬で
また自ら命を絶とうとするも、
失敗してしまいます。(出典:http://雑学.biz/本/人間失格 あらすじ/)
幸せになるのかと思いきや、
また絶望に叩き落されるという・・・。
よっぽどショックだったんでしょうね。
ひどい話ですが、繰り返しです!
人間は何度も何度も
同じことを繰り返してしまうのです。
主人公は、ずっと色んなことから
逃げてきたのですね~。
その後、主人公は再び酒と女におぼれ
身体はどんどん衰弱していってしまい、
ついには吐血するまでに至ってしまいます。その痛みや症状から逃れるために
薬屋でモルヒネ手に入れ、その後
モルヒネ中毒となってしまいます。最終的に精神病院に入れられてしまい
「人間失格」の烙印を
押され絶望するのでした。(出典:http://雑学.biz/本/人間失格 あらすじ/)
あらすじとしては、
このような感じですね。
ちょっと長くなってしまいましたね~。
大体イメージはつきましたか?
話自体は結構難しいのですが、
ポイントさえ押さえてしまえば
読書感想文を書くのは割と簡単です。
では、読書感想文の書き方について
見ていってみましょう!
人間失格の読書感想文の書き方まとめ!
正直「人間失格」と言うのは、
中学生や高校生が呼んで読書感想文を
書くにはとても難しい本なのです。
よって、じっくりじっくり
読んでいくことがとても大切です。
では、読書感想文を書くときに
注意すべき点をいくつかご紹介します。
①人間失格は自伝ではない
確かに、人間失格の中に
書かれていることは、太宰治の人生と
似通った部分が沢山あるのかもしれません。
けれど「人間失格」は
自伝ではなくて小説です!
設定としては、登場人物の「私」が
「葉蔵」の書いた日記を読むという
一つの軸をもとに話が進められている
と言うことを忘れないようにしましょう。
②「恥」とは何なのか?
「恥の多い生涯をおくってきました」
という小説の冒頭の1文。
これは、やはり人間失格における
非常に重要なキーワードです。
中でも疑問に思う部分は、
「恥の多い生涯」とは何なのか?
ここを深く掘り下げていくことで、
自分オリジナルの読書感想文を
書くことが出来るようになります!
主人公にとって「恥」とは何だったのか?
- 普通を普通と思えないこと?
- 酒や女に溺れたこと?
- 自ら命を絶てなかったこと?
など、考えられる主人公にとっての
「恥」はたくさんあります。
こういったことを、
自分の思いのままに書いていくのが
読書感想文ってやつですね♪
③人間失格とは?
これは、皆さんにも
きちんと考えて頂きたいことですね。
何をもって「人間失格」と言うのかを、
自分なりにまとめてみることが大事です。
なぜ人間失格の烙印をおされたのか?
ここについて
詳しく考えていくと良いかと思います!
ちなみに、これに関しては、
答えは・・・ありません!!
読んだ人それぞれが
人間失格の主人公に感じること・・・
それこそが、人間失格の烙印の
根拠なんだと思います。
あらすじを見て感じたことを、
思うままに書けばいいんですよ!
人間失格の読書感想文の例は?
では、読書感想文の一例を
ご紹介します。
これをそのまま学校に提出!
なんてことは止めてくださいね~。
この本を読み終えて
心に残った疑問は葉蔵が
人間らしく生きていくのに
欠けていたものは、一体
何だったのかという疑問です。裕福な家庭で、
たくさんの兄や姉を持つ
末っ子に生まれた大庭葉蔵。幸せな生い立ちのはずの彼ですが
幼い頃から人間に
恐怖感を抱いていました。(出典:http://to4or7.blog85.fc2.com/?m&no=144)
ここまでは、人間失格を読んで
疑問に思ったことを書いています。
そして次に、自分に当てはめながら
独自の考えをかいていくのです。
「読書感想文」ですから
あくまでも自分の感想で大丈夫です!
感想に正解も不正解もありませんから。
私にとって家族とは、
生きてゆく中でずっと一緒にいる
大切な存在です。しかし、彼にとっては違いました。
何を考えているのかわからないのに
身近にいる最も恐ろしい人間という
存在でしかなかったのです。衣食住が満足で、
生活が安定しているからといって、
それが幸せとは限りません。自分をわかってくれている人がいる
安心感が大切だと思います。
(中略)
葉蔵には、人間として生きるのに大切な
愛と欲がありませんでした。
この二つをあやつるのは
とても難しいと感じました。
でも、「私らしく」生きていくために
しっかりと向き合っていきたいです。(出典:http://to4or7.blog85.fc2.com/?m&no=144)
ポイントは、
主人公を全否定しない事です。
自分と違う点と共感できる点を
読書感想文の中に散りばめていくと、
メリハリが付く文章になると思います。
自分だったら・・・と置き換える方法も
すごく使える手法ですね。
別に難しいことを書く必要はなくて、
とにかく個人的な意見や感想、
自分なりの考えなんかを、
徹底的に書いていけばいいんですよ☆
難しく考える必要はありません。
その気になれば、読書感想文は
数時間で終わっちゃいますよ♪
まとめ
最後までお読み頂き
ありがとうございます。
大分長くはなりましたが、
これでも実際の本を読むよりは
だいぶ短いかと思います。
人間失格と言う本は、
大人が読んでも難しい本です。
衝撃は大きいかもしれないけど、
絶対にあなたに大きな影響を
与えてくれる本であることは
間違いありません。
今年の夏は、本を通して自分と
向き合う夏も良いかもしれませんね!
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